VR体験アトラクション施設

新宿の日本最大級VR施設「VR ZONE SHINJUKU」を体験!

VRはもう体験しましたか?以前は高価なVRヘッドセットやPSVRがなければ体験できなかったVRも、安価なスマホ用VRゴーグルが出たことでとても身近になりましたが、まだ体験したことがない人がほとんどではないでしょうか。

ゴーグルを購入せずとも、VRのアクティビティを体験できる施設はたくさんあります。この記事では、新宿にある日本最大級のVR体験施設「VR ZONE SHINJUKU」について、おすすめのアクティビティやチケット予約方法、混雑状況や待ち時間などについて詳しく説明します。

VR ZONE SHINJUKUとは?

VR ZONE SHINJUKUは2017年7月に新宿歌舞伎町にオープンした、バンダイナムコエンターテインメントが運営する日本最大級のVR体験施設です。

ここでは2018年3月現在、14のVRアクティビティと3つのアトラクションを楽しむことができます(2018年3月現在)。また、館内にはアクティビティとアトラクションだけではなく、GLAMPER’S(グランパース)というバーチャルリゾートカフェも併設されており、VR体験の合間に休憩や食事をとることもできます。1階にはゆったりできるソファやAR技術で幻想的に光るシンボルツリーも設置してあるため、テーマパーク感覚で一日中楽しむことも可能です。

VR体験時に装着するヘッドマウントディスプレイにはHTC Viveを使用しており、非常に高精度なVR体験ができるほか、普段メガネを着用されている方でもほとんど圧迫感を気にせずVR体験をすることができます。

一人で行っても十分に楽しむことのできる施設ですが、用意されているVRアクティビティには複数人で体験するものも多いので、2人~4人程度で行くと良いでしょう。

VR ZONE SHINJUKUのVRアクティビティ

VR ZONE SHINJUKUのVRアクティビティは現在14種類あります。それぞれゲーム内容は全く異なりますが、どれも他では体験できない面白さのあるアクティビティとなっています。一つ一つ簡単に見ていきましょう。

マリオカートアーケードグランプリVR

大人気ゲームであるマリオカートがVRになりました。マリオの世界のキャラになりき切り、実際にカートに乗ってコースを走っていると、疾走感はもちろん、ドッスンにつぶされてしまうかもしれない恐怖、アイテムの使いどころの難しさなどを実感することができます。非常にゲームらしい面白さの凝縮されたアクティビティと言えるでしょう。

エヴァンゲリオンVR The 魂の座:暴走

エヴァに乗り込んで使徒と戦うVRゲームです。仲間と4機で出撃し、町中を舞台にN2ミサイルなどの武器を駆使して使徒を倒してください。非常に難しくクリア率も低いゲームですが、エヴァを操縦できるだけでなく、発進時の高揚感も味わえるのはVRならではの体験です。

極限度胸試し ハネチャリ

足漕ぎグライダー「ハネチャリ」に乗って、大自然の中を滑空していく爽快感が楽しめるアクティビティです。ただ気持ちが良いだけではなく、ちゃんと操縦しないと墜落してしまったり、岩にぶつかってしまったりもします。制限時間内にゴールへたどり着くことが目的のゲームなので、景色を楽しみながら前へと進んでいってください。

ドラゴンボールVR 秘伝かめはめ波

かめはめ波を撃ってみたいという誰もが思い描いたことのある夢がVRによって実現しました。VRでドラゴンボールの世界に入ると悟空を始めとした人気キャラクター達にかめはめ波の撃ち方を教わることができます。修行後は参加者全員で対戦になります。思う存分かめはめ波を撃ってみてください。

急滑降体感機スキーロデオ

広大な雪山を猛スピードで急滑降していくアクティビティです。いくつか存在するゴールまでのコースをスキーで滑り降りていきます。あまりのスピードにコントロールしきれず、コースアウトしてしまうこともしばしば…。しかしコースアウトしても何度でもコースに戻ってこられますので是非ゴールを目指してください。

釣りVR GIJIESTA

本格的な釣り体験ができるアクティビティです。制限時間内にたくさんの魚を釣ってください。魚はそれぞれサイズが違い、大物はなかなか釣られてくれません。途中でルアーの種類を変えないと魚が飽きてきてしまうなどの細かなギミックがあり、ド派手なアクションこそありませんが非常にリアリティのある体験ができます。

ホラー実体験室 脱出病棟Ω(オメガ)

2人もしくは4人プレイ用のホラーVRゲームです。突然目の前に現れるゾンビ、襲ってくる病棟内の仕掛けなど、VRの臨場感を存分に感じることのできる脱出ゲームとなっています。実際に行ってみるとわかるのですが、体験中の人が絶叫している光景を目の当たりにできます。ジェットコースターでは出せない本当の絶叫をしてみたい方にはおススメです。

恐竜サバイバル体験 絶望ジャングル

スクーターに乗ってたくさんの肉食恐竜が徘徊するジャングルを走っていくゲームです。恐竜の恐怖はもちろんですが、スクーターのバッテリーにもリミットがあり、徐々に減っていくバッテリーもじわじわとした恐怖を生みます。スタッフの方の話では初見でクリアできる人はかなり珍しいそうです。うまく立ち回り、ぜひ生存を目指してください。

VR-ATシミュレーター装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎

スコープドッグに乗り込んで1対1のリアルバトリングが体験できるVR-ATシミュレーターです。コックピットから敵を撃ち、自分が撃たれれば目の前で炎が上がるコックピットならではの臨場感を体験できます。操作は難しいですが鉄の棺桶の中に入っている没入感が凄まじいVRアクティビティです。

極限度胸試し 高所恐怖SHOW

地上200メートルのビルから伸びた一枚の板の先にいるネコを捕まえるのが目的のVRアクティビティです。ルールは単純ですがその恐怖感にリタイアする方も少なくないそうです。足を踏み外してしまってもゲームオーバーです。超高層ビルでの救出作業を経験してみたい方はぜひ体験してみてください。

VRシネマティックアトラクション アーガイルシフト

巨大ロボのコックピットに美少女AIヒューマノイドの「アイネ」と一緒に乗り込み、ロボの降下実験を行うアクティビティです。途中で襲ってくる敵を倒すアクションもありますが、隣にいるアイネの存在感がとにかくすごいです。露出度の高い衣装を着ていることもあり、男性の方はアクションどころではないかもしれません。

ガンダムユニコーンVR 激突・ダイバ上空

ユニコーンガンダムの手にしがみつき高度120メートルのお台場上空へ飛び立ち、空中戦を目の前で体験できるアクティビティです。最初は美しい夜景を楽しむことができますが、実際に空中戦が始まると景色を楽しむ余裕はありません。衝撃や振動で振り落とされないように必死にしがみついていることしかできなくなるでしょう。巨大ロボ同士の迫力あるバトルを間近で感じてみてください。

大量破壊VRシューティング ギャラガフィーバー

2018年3月9日から体験可能になった新アクティビティです。謎の生命体「ギャラガ」をマッド博士から手渡される武器で次々と破壊していくゲームです。ギャラガは大量にいるので最後まで気の抜けないゲームになるでしょう。ボス戦もあり、正統派シューティングゲームといえる内容になっています。

近未来制圧戦アリーナ 攻殻機動隊ARISE Stealth Hounds

最後に紹介するこのアクティビティはフィールドVRアクティビティと呼ばれ、非常に広い専用アリーナが用意され、そこで実際に体を移動させながらVR体験ができるものです。このタイプは数あるVR ZONEのアクティビティの中でも唯一のものです。特殊部隊の一員として、攻殻機動隊のテクノロジーを手にしてテロリスト集団の制圧に参加するアクションゲームです。最大4対4の8人対戦が可能なので、ぜひ仲間を誘って近未来の戦闘を体験してみてください。

VR ZONE SHINJUKUに行く前に知っておきたいこと

VR ZONE SHINJUKUは話題のアミューズメント施設で、非常に人気が出始めています。そのため、事前に準備をしていないと思ったように楽しめないかもしれません。VR ZONEでVRの世界を存分に堪能するために確認しておきたいことを見ていきましょう。

チケット予約や当日券の有無について

チケットは当日販売もありますが数に限りがあるため、4枚のチケットが含まれている1day4チケットセットを事前にネット購入しておきましょう。このチケットは1人4400円で購入できます。RED、BLUE、YELLOW、GREENの4枚のチケットがあり、1枚につき1回使用できます。

それぞれの色ごとに体験できるアクティビティが異なるため、同色のアクティビティで体験したいものが2つ以上ある場合は館内のカウンターで該当アクティビティ専用のチケットが追加購入可能になっています。

評判の良いおすすめアクティビティ

(1)マリオカートアーケードグランプリVR

複数人でVR ZONEへ行ったら絶対に体験してほしいアクティビティです。本当にカートを操縦しているかのような臨場感、テレビゲームではただの障害物でしかなかったドッスンやパックンフラワーが目の前で襲ってくる恐怖、馴染み深い人気キャラクター達と共にマリオの世界を体験できるのはこのゲームをおいてほかにありません。ゲームの面白さはVR ZONEのアクティビティの中でも随一で、みんなで盛り上がることのできるアクティビティです。

(2) 釣りVR GIJIESTA

2つ目のおススメは、釣りVR GIJIESTAです。先述した通り、派手さはないけれど細かなリアリティが詰め込まれたVRゲームです。ルアーに食いついた魚によって異なる手ごたえや重みなど触覚として感じられるものだけでなく、魚の生息している池の美しさやときどき聞こえて来るせせらぎなどの自然音などのおかげで本当に大自然のなかで釣りをしている気分になれます。ゲームの面白さだけでなく、現実と勘違いしそうになるほどの圧倒的な没入感がVRの醍醐味です。

(3)極限度胸試し ハネチャリ

3つ目はハネチャリです。こちらも釣りVRと同じように大自然を感じられるアクティビティです。釣りVRよりもアクション性が高いため、滑空中の爽快感や空を飛んでいる感覚を楽しみながら遊ぶことができます。時間制限もありますが、途中からはそんなことは気にせずにハネチャリの操縦に夢中になってしまうと思います。

混雑状況や待ち時間について

アクティビティによっては30分程度待たないと体験できないものもあります。中でもマリオカート、エヴァンゲリオン、ハネチャリなどはかなりの人気アクティビティなので待ち時間が発生することは覚悟しておいた方が良いでしょう。

特に土日祝日はVR ZONE自体がかなり混雑します。その場合60分以上の待ち時間が発生することもあるかもしれません。待ち時間が気になるという方は、朝一の時間帯や平日の夜間であれば比較的人が少ないのでその時間に行くのが良いでしょう。

アクセス・営業時間について

VR ZONE SHINJUKUの住所は新宿区歌舞伎町1-29-1です。
JR新宿駅東口から徒歩7分、西武新宿駅から徒歩2分、東京メトロ新宿三丁目駅から徒歩10分、東京メトロ東新宿駅から徒歩10分です。駐車場や駐輪場はありませんので必ず徒歩で施設まで行ってください。

営業時間は10:00~22:00(最終入場時間21:00)です。
※アクティビティ受付終了時間21:30(各アクティビティに列がある場合は、早めに受付終了の場合あり)
飲食ラストオーダーはフード21:00、ドリンク21:45です。

服装の注意点について

アクティビティの中には立って体験するものもあるため、動きやすい服装で入場してください。スカートでもは大丈夫ですが、あまり短いものはやめた方が良いでしょう。履物もサンダルやヒールの高い靴や指先の空いた靴での入場は控えてください。アクティビティによっては履物を脱ぐこともあるので気を付けてください。

始まりはお台場の「VR ZONE Project i Can」

2016年4月から約半年間、VR ZONE SHINJUKUの前身となる「VR ZONE Project i Can」がお台場にオープンしました。VR ZONE Project i CanはVRアクティビティをいち早く体験してもらい、客の反応や意見を研究に反映させるためのVRエンターテインメント研究施設でした。2016年当時ではVRエンターテインメント研究施設は世界初の試みでしたす。

体験できたコンテンツはVR ZONE SHINJUKUにも引き継がれているガンダムユニコーンVR 激突・ダイバ上空や脱出病棟Ω(オメガ)、装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎などの8コンテンツでした。

半年の間に約3万7千人の入場者数を記録したVR ZONE Project i Canは当時の体験者たちの熱烈な要望によって、多くの新たなアクティビティと共に東京の中心地でもある新宿に復活しました。それが、VR ZONE SHINJUKUです。

このため、VR ZONE SHINJUKUも期間限定オープンの予定だったものの一切人気が衰えず、それどころか入場者数が増えているので現在は実質的に無期限オープン状態になっています。

新宿以外でも楽しめる!「VR ZONE Portal」

引用:VR ZONE SHINJUKU公式サイト/©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

ナムコは2017年12月にVR ZONE SHINJUKUの小型店舗となる「VR ZONE Portal」を国内に19店舗出店することを発表しました。

すでに北は北海道から南は熊本県まで、全国各地で少し小規模なVR ZONEがオープンしています。新宿店に比べると体験できるアクティビティの数はかなり少ないですが、全国でもVR体験ができるということで人気が出始めています。地方在住の方で新宿へ行くのは大変だという方はぜひ近くの店舗に足を運んでみてください。

店舗ごとに体験できるアクティビティは少しずつ異なりますが、ほぼすべての店舗でマリオカートと脱出病棟は体験可能です。

まとめ

いかがでしょうか。VR ZONE SHINJUKUは日本最大のVR体験施設です。コンテンツの多さやVR技術の精度の高さだけでなく、テーマパークとして楽しむことのできる要素がたくさん詰まっています。その人気から混雑が予想されるので、できる限り多くの時間を用意してVR ZONE SHINJUKUを堪能しつくしてください。