現実世界を拡張するAR(拡張現実)は、ポケモンGOで一躍有名になりました。その後、Appleが開発者向けフレームワークを提供したことにより、ARゲームは次々とリリースされています。

そこで、ARの機能を活用したARゲームを、スマホアプリ10選、スマホ以外のゲーム3選をご紹介します。

ARゲームとは?

VRゲームは仮想現実を作り出してその中に入って遊ぶというイメージが強いのに対して、ARゲームは現実世界にCGによる映像を浮かび上がらせる(現実を拡張する)という特徴があります。スマートフォンのカメラなどを通して立体的な映像が見え、映像の裏側に回り込んだりすることも可能です。

ARゲームと言えばなんといってもポケモンGOが有名です。他にもシューティングやパズル、シミュレーションなど様々なARゲームが開発されています。

© Niantic, Inc. © Pokémon. © Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.

スマホアプリのARゲーム10選(iPhone・Android)

現在様々なARゲームアプリがリリースされています。その中からおすすめの10選を紹介します。iOSのみに対応のものが多いですがAndroidで遊べるものもあります。

VRはゴーグルやヘッドセットが必要ですが、ARは対応のスマートフォンがあればすぐに遊べます。対応の機種をお持ちの方はぜひインストールして遊んでみてください。

Stack AR

人気のアクションパズルゲーム「Stack」のAR版です。スライドするブロックをタイミングよくタップすることで高く積み上げていくというシンプルなルールや、ずれなくきちんと重なった時にドレミの音階が一音ずつ鳴ったり、ずれて重なってしまった時に「ポッ」「カッ」といった高い音が鳴ったりという音ゲー的な側面はそのままにAR要素が加わりました。

現実世界を背景にしてプレイができ、積み上がったブロックがどのぐらいの高さになるかも確認できます。隙間時間に遊べるおすすめのゲームです。

iOSのみに対応しています。無料です。

Zombie Gunship Revenant AR

迫り来るゾンビから基地を守るタワーディフェンスゲームです。プレイヤーは上空のヘリコプターから武器で攻撃します。AR視点なので、照準を操作するためにスマートフォンを動かします。

ステージを進めるにつれて使用できる武器が増え、それぞれアップグレードが可能といったやりこみ要素も充実しています。武器をアップグレードするには、たくさんのゾンビを倒して資金を集める必要がありますが、アプリ内課金で武器を強くすることも可能です。

iOS/Androidに対応しています。無料(※App内課金あり)です。

The Machines

敵の拠点を破壊することが目的の対戦型リアルタイムストラテジーゲームです。大きなテーブルや床などにフィールドを設置するのですが、壮大で美しいグラフィックは圧巻です。敵に近づくと音量が上がり、岩陰に隠れると音量が下がるなどリアルで緊張感のあるバトルが体験できます。

招待リンクを送って友達とのバトルやマルチプレイヤー対戦モードで世界中のプレイヤーとのバトルも可能です。

iOSのみに対応しています。価格は600円です。

My Country

シムシティなどの都市開発型シミュレーションゲームが好きな方におすすめのゲームです。資金を貯めて様々な建物を建設して都市発展させていきます。都市には住人がいて、住人にカメラを近づけると手を振ってくれることもあります。

そしてこのゲームの醍醐味は、自分で開発した都市を机の上などの現実の世界に展開できることです。スマートフォンのカメラを通して都市を見渡したり、様々な角度から観察したりすることも可能です。

iOSのみに対応しています。無料(※App内課金あり)です。

ARise

タッチやスワイプの操作は不要で、目の錯覚を利用した新感覚のパズルゲームです。空に浮かぶ島の中にある遺跡のゴールを目指します。主人公のキャラクターは前に道があれば勝手にトコトコ歩いて進んでいくのですが、ところどころ道が途切れていて進むことができません。プレイヤーは試行錯誤しながら道がつながっているかのように見えるアングルをみつけて、主人公をゴールまで導きましょう。

iOSのみに対応しています。価格は360円です。

AMON

バラバラになっている彫像をつなぎ合わせる3Dパズルゲームです。プレイヤーは動き回ったり様々な角度からのぞきこんだりして、バラバラになっている彫像がぴったりと重なっている視点を見つけます。不要なピースも混ざっており、取り除かなくてはいけません。完成した彫像が空間に浮かぶ様子には圧倒されます。音もヒントとなっているので、イヤホンやヘッドフォンを利用してのプレイがおすすめです。

iOSのみに対応しています。価格は360円です。

Domino World AR

ARで遊べるドミノゲームです。「Create」ボタンを押しながら画面(スマートフォンなど)を動かすだけで、簡単に連続してドミノを並べることができます。並べている途中で崩れてしまう心配もありません。ドミノだけでなくヘリコプターや恐竜、UFOなどの仕掛けおもちゃも設置可能です。様々な効果音で気分も盛り上がります。英語のみの対応ですが、分かりやすいアイコンで支障なく遊べます。

価格はiOS版が240円、Android版は220円です。

PHANTOGEIST

床や壁などから現れる怪物たちを打ち倒す本人視点のシューティングゲームです。様々な大きさの怪物が現れ、倒すほど難易度が上がっていき、その分得られるスコアも上がっていきます。プレイヤーのライフゲージもあり、敵からの攻撃を動き回ってかわすことも求められます。

iOSのみに対応しています。価格は360円です。

Conduct AR

タップ操作で電車に指示を出し、衝突をさけながら乗客を目的地に届けるアクションパズルゲームです。現実世界の平面にジオラマを出現し、電車が走ります。制限時間内に目標数の乗客を目的地に送り届ければクリアです。シナリオを進めるにつれて難易度が上がります。複数の汽車を同時に走らせるステージもあり、やりごたえは十分です。

iOSにのみに対応しています。価格は480円です。

AR Dragon

バーチャルペットとしてドラゴンを育てることができるゲームです。エサをあげたり、一緒にボール投げをして遊んだりすることができます。ドラゴンの動きや鳴き声がかわいいので、癒しを求めている人にもおすすめです。

iOSのみに対応しています。無料(※App内課金あり)です。

スマホアプリ以外のARゲーム

スマホアプリ以外にも、ARの技術を使った様々なゲームが開発されています。ゲーム機やARヘッドセットなどの機器を利用し、中にはスマホアプリと連携させて遊ぶものもあります。選りすぐりの3選を紹介します。

任天堂「ARゲームズ」

引用:ARゲームズ/© Nintendo

ニンテンドー3DSの本体に内蔵されているソフトで、同梱のARカードとカメラ機能を使って遊ぶことができます。ARカードをカメラ越しに見ると、カードの上に映像が浮かび上がります。「マトあて」や「つり」などの様々なミニゲームで遊ぶことができます。

ニンテンドー3DSは持っているけれど、ARゲームズはやったことがなかったという方がいたら、ぜひプレイしてみください。

STAR WARS「ジェダイ・チャレンジ」

「ライトセーバー・バトル」「ホロチェス」「戦略バトル」「ライトセーバー対戦バトル」の4つのゲームで、スター・ウォーズの世界を体験できます。透過型のARヘッドセット「Mirage(ミラージュ)」、ライトセーバー型のコントローラー、トラッキング用のビーコンがセットになっています。

2018年5月に1万円の値下げが発表され、価格は19,980円となりました。対応のスマホに無料のアプリを入れ、ヘッドセットに差し込んで遊びます。スター・ウォーズファンならぜひとも手に入れたいものです。


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ARゲームとガンを連動「ARガン」

銃型のコントローラーに、専用アプリをインストールしたスマートフォンを取り付けることで様々なシューティングゲームを遊ぶことができます。操作ボタンはトリガー(引き金)のみのシンプル操作なので、子どもでも遊べます。本体価格は2,650円ほどで、アプリは無料です。コスパに優れた商品となっています。


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ARゲームアプリの開発方法(開発者向け)

ARゲームアプリが多数リリースされているのは、その楽しさに要因があるのは間違いないのですが、Appleが提供するARアプリ開発ツール「ARKit」によるところも大きいです。このARKitにより、ARアプリの開発が以前よりも容易になりました。もちろんプログラミングの知識は必要ですが、開発環境も整ったことで、今後もARアプリは増えていくことでしょう。

【参考記事:ARKitとは?AppleのiOS向けARアプリ開発機能の概要と使い方

まとめ

様々なARゲームを紹介しました。今後も新たなARゲームの登場が期待されています。現実世界とバーチャルの世界の融合による新しい体験や感動を味わってみてはいかがでしょうか。

投稿者 vradmin