VRを体験できる施設は都内に増えてきています。VRヘッドセットを購入せずとも、チケットを購入して気軽に本格的なVRを体験できるので、とても人気があります。
その中でも、渋谷の「VR PARK TOKYO SHIBUYA」はとても規模が大きく、特に週末はかなりのにぎわいをみせています。この記事では「VR PARK TOKYO SHIBUYA」のアクティビティやチケット予約方法、混雑状況やアクセスなどについて詳しく説明します。
VR PARK TOKYO SHIBUYAとは?
VR PARK TOKYO SHIBUYAはゲームセンターのアドアーズ株式会社が運営する、渋谷駅から徒歩5分ほどのところにあるVR体験施設です。VR PARKは都内には渋谷と池袋の2か所があり、それぞれ体験できるアクティビティも異なります。
アクティビティの中にはグリー株式会社がアドアーズに提供したものもあり、非常に豊富な種類のVRアクティビティで遊ぶことができる体験施設になっています。
ヘッドマウントディスプレイは「ICAROS(イカロス)」以外のすべてのアクティビティでHTC Viveを使用しており、非常に高品質なVR体験が可能です。
用意されているアクティビティは1人~2人用のものばかりなのでそれほど大人数で行かなくとも良いでしょう。2人で遊べるものが多いので、複数人でまとまって行く場合は人数が偶数だと体験するとき都合が良いです。
VR PARK TOKYO SHIBUYAのVRアクティビティ
VR PARK TOKYO SHIBUYAのアクティビティはファンタジーの世界に入り込んだり、ガンアクションがあったりとゲーム性の高いものが多いですが、他にもフィットネスや野球、レーシングカートの体験などスポーツ要素の強いものもあり、個性豊かなアクティビティがそろっています。実際にどんなアクティビティがあるか見てみましょう。
ICAROS
体重移動でVR空間内の海を泳いでいくゲームです。リングの中をくぐっていくゲームを楽しみながら体幹を鍛えられるフィットネスアクティビティです。
このアクティビティのみHTC Viveではなくサムスン製のVRゴーグルを使用しています。アクション性が非常に高く、メガネ着用不可なので近眼の方でもピントを合わせることのできるゴーグルを使用する必要があるためです。
体幹を鍛える目的のゲームなので、全身の筋肉を使う必要があるVRアクティビティです。体験する際は体調を万全に整えてから体験してください。
SALOMON’s CARPET VR
空飛ぶ絨毯に乗って異世界へ旅立ち、魔法の杖から出る火の玉でモンスターを倒していくVRゲームです。VR PARK TOKYO SHIBUYAの中でも非常に人気の高いアクティビティとなっています。
不安定な足場でのゲームなので最初はバランスが取り辛く、やや不安な気持ちで出発しますが、迫力あるモンスターや綺麗な景色に慣れてしまえばとても楽しいVRゲームです。
対戦!ハチャメチャスタジアムVR
誰もが一度は遊んだことのある野球盤をVR技術で体験できるアクティビティです。グリーが提供しているアクティビティの一つで、VR PARK TOKYO SHIBUYAの代表的なアクティビティとなっています。
VRなのでバットにもいろいろ種類があり、木製バットや金属バットだけでなく、傘や卓球ラケットなど現実にはあり得ない道具を持ってバッターボックスに立つことができます。
DIVE HARD VR
高層ビルで敵を倒すガンアクションを行いながら、ヘリコプターでの脱出を目指すゲームです。最後ヘリでの脱出をする際には空中の一本橋を渡ることになるため高所が苦手な方にとってはかなりの恐怖があるかもしれません。
ガンアクションというよりは高所体験VRとしての側面が強く、脱出直後もヘリから垂れ下がった縄梯子をつかんでいる状態での光景を見ることができます。
T3R simulator
VRでレーシングカートの運転を体験できるアクティビティです。このアクティビティは純粋に走りを体感するものであってゲームではないので、カウントダウンやスタート、ゴールといったものは存在しません。
VRゴーグルの装着がヘルメットを着けている感覚を錯覚させるのに一役買っており、非常に高精度なレーシング体験が可能なアクティビティです。
CIRCLE of SAVIORS
RPGの世界に入り込み、剣や魔法で敵を倒しながら進むゲームです。敵と戦う音もRPGの効果音で聞いたようなリアリティのある音で、目の前に立ちはだかる巨大なモンスターたちもとても迫力があります。
敵の急所に矢印が表示されるのですが、なかなか思ったように攻撃できず、敵の攻撃を受けてゲームオーバーになってしまうこともあります。
ようこそパニックマンションへ
このアクティビティもグリーの提供ゲームです。タブレットで自分の写真を撮影することで、自分の顔をアバターに反映させることができます。このアバターを操ってVR空間内の幽霊屋敷でガンシューティングによるゴーストハントを行います。
2人プレイであればお互いの確認ができますし、ゲーム内の鏡に自分の姿を映すこともできます。ゲーム終了後はアバターの記念撮影をしてスマホに送ることもできます。パーティー要素がかなり大きいゲームと言えます。
JUNGLE BUNGEE VR
ジャングル内でのバンジージャンプ体験ができるアクティビティです。目の前に現れるクマや猿、ワニなどの迫力を感じながらバンジージャンプでジャングルの中を進んでいきます。
疾走感も爽快感もとても大きく気持ちの良いゲームですが、その分動きが大きく酔いやすい仕様にもなっています。酔いやすい体質の方は十分気を付けてください。
Virtuix OMNI
米国Virtuix社が開発した、VR空間を駆け回れる最新歩行型VRデバイス「Virtuix OMNI」を使用した、スポーツシューティングゲームです。襲ってくる敵からコアを守るゲームで、対戦モードも搭載されています。
Vlrtulx OMNIはで歩いたり走ったりといった動作はもちろんのこと、ジャンプしたりかがんだりしたりといったような様々な操作が可能なデバイスです。腰につけたストラップと専用のシューズを使用することでより自由な動きを実現しています。2018年3月21日より稼働しています。
VR PARK TOKYO SHIBUYAに行く前に知っておきたいこと
VR PARK TOKYO SHIBUYAに行く前に確認しておきたい注意事項がいくつかあります。予約最優先であることや混雑状況などを知らずに行くと実際に行ってみたのにあまり楽しめなかったということにもなりかねません。VRを存分に楽しむために基本事項を確認しておきましょう。
チケットは予約したほうがいい
VR PARK TOKYO SHIBUYAは空き状況によっては当日入場も可能ですが、基本的に予約最優先での入場となっています。そのため予約はほぼ必須です。特に、確実に遊びたい方や遠方から遊びに行く方は必ず予約をしておいてください。
110分遊び放題のコースが平日は2900円、週末は3300円となっており、学割やLINE割で各200円引きになります。予約はVR PARK TOKYO SHIBUYAの公式サイトから簡単にできます。
受付時間と体験時間は以下です。自分の予約した受付時間に行って体験するようにしてください。
VR PARK TOKYO SHIBUYAは人気のVR体験施設なので、特に週末の昼間などは定員数いっぱいまで人が来ることも多いです。また、どのアクティビティも2人までしか同時に体験できず、体験時間は5分~10分程度かかるため、どうしても待ち時間が発生します。それほど人が多くない時間帯でも人気アクティビティは15分程度の待ち時間が発生してしまうこともあるでしょう。
混雑状況や待ち時間について
体験時間は110分なので平日のかなり空いている時間帯でも5つくらいが体験できるアクティビティ数の限界だと思われます。事前に体験したいアクティビティを決めておき、効率的に体験していくことが大切です。
アクセス・営業時間について
VR PARK TOKYO SHIBUYAの営業時間は10:30~23:00で、先述した受付時間と体験時間になっています。自分の予約した時間帯に入場してください。
場所は渋谷駅から徒歩5分ほどの場所にあるKN渋谷1ビルの4階です。駐車場や駐輪場はありませんので徒歩で行くようにしてください。
服装の注意点について
VR PARK TOKYO SHIBUYAのアクティビティは非常に大きな動きを伴うものが多いので服装には十分注意してください。
「ICAROS」ではメガネ着用不可です。そのため体験時は一時的に外しておく必要があります。靴もヒールの高いものなど足の踏ん張りが利かない靴は履き替えが必要になります。代わりの靴は用意されていますが履き替える手間が面倒だという方はスニーカーなどの動きやすい靴での入場を推奨します。
また、女性はスカートで入場されることも多いかと思います。スカートは原則問題ありませんが、短いものは避けた方が良いです。できるだけ丈の長いものを選んでください。
まとめ
VR PARK TOKYO SHIBUYAは非常に個性的なアクティビティがたくさん用意されているVR体験施設です。予約がほぼ必須なため事前準備は必要ですが、準備万全で入場すれば絶対に楽しいVR体験ができます。110分の体験時間でVRの世界を存分に楽しんで来てください。