最近ではiPhoneの波及により、Mac製のノートパソコンMacBookの購入者が増えています。Mac PC選びをしている時に「M1チップ」や「M2チップ」という表記を目にした人も多いのではないでしょうか。「そもそもチップって何?」「M1チップとM2チップの違いは?」といった疑問を持った方に向けて、この記事では
- チップとは?
- M1チップとM2チップの違いを比較
について解説していきます。この記事を読むことで「チップについて」や「M1 M2 比較した結果」がわかります。是非、最後まで読んでみて下さい。
チップとは?
「チップ」とは、パソコンに搭載されている「メモリ」「CPU」「GPU」を1つにまとめたApple独自に開発したパソコン内パーツの総称です。過去のMacでは、メモリやCPUなどは他社製品を別々に搭載していました。別々のメーカーを使用すると、Mac PCと相性が悪いパーツが含まれている場合、性能が落ちてしまいます。そこでAppleは、「メモリ」「CPU」「GPU」を独自に開発し、それぞれのパーツを1つのチップ内に含むことでMac PCに最適化しました。Appleが最初に開発した「M1チップ」は2020年11月に発売したMacBookに搭載され、2022年には「M1チップ」を改良した「M2チップ」を搭載したMacBookが発売されました。「メモリ」や「CPU」がわからない人に向けて、それぞれ軽く解説していきます。
メモリとは
パソコンに内蔵されているメモリとは「パソコンで処理するデータを一時的に保存する場所」のことです。保存と聞くとハードディスクやSSDなどを想像するかもしれませんが、ハードディスクのようにずっと保管し続けるのではなく、処理が終わるとデータは削除されます。あくまで、処理が終わるまでの一時的な保管場所ですね。人間で言うと、電話応対で相手の名前を聞いて、メモに記入するまで記憶している感じですね。
CPUとは
CPUとは、パソコンの脳みそに当たります。コンピュータの制御や操作を行う一番重要な箇所です。CPUが良いと、重たいソフトを使うときもスムーズに使用可能です。CPUの単位を「コア」と呼び、この数が多いほど脳みその数が多く複雑な処理ができます。
GPUとは
GPUとは、画像や映像処理専用の脳みそだと思うとわかりやすいです。パソコン内の画像や動画を処理する重要な箇所です。単位は、CPU同様「コア」になります。最近ではゲーミングパソコンを買うとGPUが内蔵されていますが、一般的に市販されているビジネス向けパソコンの場合、GPUが内蔵されていない可能性が高いです。
M1 M2 比較!違いを解説
M1とM2それぞれの違いを「メモリ」「CPU」「GPU」の観点からそれぞれ解説していきます。
メモリの違い
メモリは、M1が最大16GB、M2が最大24GBとなっています。正直、メモリは16GBあれば大抵のことが出来るので一般の人はM1で十分でしょう。高負荷な作業をするプロの人は、M2搭載のパソコンにすると快適に使用できると思います。
CPUの違い
CPUはM1・M2どちらも8コアです。Apple公式の発表では、処理速度がM1よりM2のほうが約1.4倍速いと言われています。
GPUの違い
GPU の違いは、M1が最大8コア、M2が最大10コアとなっています。重たいソフトを使う動画編集者やイラストレーターはM2にすることで、快適にソフトを使用できます。
まとめ
今回は、M1チップとM2チップの違いについて解説しました。M1やM2のチップが搭載されているノートパソコンMacBookは10~20万円ぐらいで販売されています。新しいパソコンの購入を検討している人は、この機会に購入を検討してみてはいかがでしょうか。