コーエーテクモウェーブは2017年12月21日、体験型VRマシン「VRセンス」を正式稼働させました。風や香りといった五感を刺激する様々な仕掛けがほどこされており、これまで以上のVRへの没入感を体験することができます。

このVRセンスについて、その特長や遊べるゲームタイトル、料金などについて説明します。

「VRセンス」とは

©コーエーテクモウェーブ

「VRセンス」とは、株式会社コーエーテクモウェーブが提供する、VRゲームを楽しむことができる新感覚のVRライド型マシンです。2017年12月から稼働が開始しており、風の感覚や香りによる嗅覚、ミスト発生装置などにより、これまでのVR体験型マシンよりもよりリアルなVRを体験することができるのが特徴です。

五感を刺激する8つの仕掛け

世界初の新感覚VRライドマシンとして稼働が開始しているこの「VRセンス」には、人間の味覚・嗅覚・視覚・触覚・聴覚の五感を刺激する以下8つの仕掛けが施されています。

  1. 多機能3Dシート:アクションを体感
  2. 香り機能:8種類の香りで臨場感やリアリティを演出
  3. 頭部タッチ機能:予想がつかないタイミングで驚きを与える
  4. 足部タッチ機能:VRに連動した演出が可能
  5. 暖機能:炎の熱さを実際に体感
  6. 冷機能:氷山の冷たさも再現
  7. ミスト機能:雨や湿気など気候を体感
  8. 風機能:そよ風から強風まで再現

これらの仕掛けを使って人間の五感に働きかけることで、より臨場感のあるVR体験を再現しています。

スタイリッシュな筐体

この「VRセンス」には、機能としての特徴だけでなく見た目の部分にも大きな特徴があります。マシンはスタイリッシュで利便性の高い筐体型になっており、装着ナビゲーター機能がついています。また、分割も可能で、移動や設置が容易であり、100Vの電源があればどこでも設置が可能です。

さらに、基本状態では3タイトルが同梱されていますが、追加で5タイトルまで搭載することも可能になっています。サイズは幅101.9cm、奥行き205cm、高さ175cmで、重さは約300kgというマシンです。

全国のゲームセンター店舗で導入

「VRセンス」は2017年12月に稼働が開始されてから、全国各地のゲームセンターで続々と導入されています。東京都内だけでなく、北海道や東北地区、関東地区、中部地区、近畿地区、中国地区、九州地区にあるタイトーステーションやパスカワールドなど多くのゲームセンターで導入されています。

そのため、全国の様々な場所で体験することができ、この「VRセンス」を使って他の地区のプレイヤーとランキングを競ったり、体験を共有したりすることが可能になっています。

人気ゲームタイトルを搭載

この「VRセンス」で体験することができるVRコンテンツには、これまでに人気があったゲームタイトルが続々と搭載されています。そこで、どのようなゲームを体験することができるのかご紹介いたします。

筐体により体験できるタイトルが異なる

筐体には「スパークリングシルバー」と「スパークリングブルー」の2パターンが存在しており、それぞれの筐体で体験出来るVRコンテンツに違いがあります。

「スパークリングシルバー」では、剣の短距離攻撃と弓矢の長距離攻撃という風に、攻撃方法を切り替えながら周囲の敵を倒していく「超 新三国無双」、風の抵抗や雨、馬の細微な動きや息遣いなどをリアルに再現した「G1 JOCKY SENSE」、有名な格闘ゲーム「DEAD OR ALIVE」で人が近づいてきたときの香りなども再現している「DEAD OR ALIBE XTREME SENSE」などの3タイトルを体験することができます。

出典:VR SENSE

「スパークリングブルー」では、スマホアプリの「ときめきレストラン☆☆☆」で登場するキャラクターたちが歌ったりダンスしたりするライブでペンライトを振って一緒に参加できる「3 Majesty×X.I.P. DREAM☆LIVE」、少女編と少年編2つの異なる恐怖を体験出来る「ホラーSENSE~だるまさんがころんだ~」、城下町~城内~戦場にわたる多彩なステージをジェットコースターで走行する「超 戦国コースター」の3タイトルを体験することができます。

出典:VR SENSE

VRセンスの料金は1プレイ800円

この「VRセンス」の気になるプレイ料金ですが、基本的には1プレイ800円で、体験時間はおおよそ6分~9分となっています。どのコンテンツでも共通する価格であるため、自分が好きなVRゲームや体験したいものを気軽に選んで遊ぶことができます。

新タイトルも配信予定

新作の「進撃の巨人」と「戦国無双」が配信予定で、その他にも新作が続々と予定されています。今後もさらにコンテンツが増え続けていき、もっと多くのゲームタイトルが体験できるようになるでしょう。

出典:VR SENSE

アップデートで更なる進化を続ける

「VRセンス」は既存のコンテンツや機能だけでなく、定期的に行われるアップデートによって新機能や、新要素が続々と追加されることにより更なる進化を続けていきます。そこで、どのようなアップデートが行われているのかを少しご紹介していきます。

スマートフォン連携機能「ジョイモバ」を搭載

出典:VR SENSE

スマートフォンと連携することができる機能「ジョイモバ」ではスマートフォンを通してゲームの情報や、追加要素を楽しむことができます。スマートフォンと「VRセンス」を連動させることによって、新しい情報を受け取ったり、新しい遊び方に挑戦したりすることができ、また通常とは違ったプレミアム要素も楽しむことが可能になります。

自分のゲーム結果を全国のプレイヤーと競い合うことができる「全国ランキング機能」や、各ゲームでミッションを達成することで、それぞれのゲームに応じたプレミアム要素が解放される「プレイラリー機能」、ゲーム内のシーンや絶景ポイントなどを写真として残すことができる「フォトセッション機能」など、VRセンスを体験した後もさらに楽しむことができる要素が用意されています。

また、各種イベントも予定されており、プレイヤーの誕生日にはメッセージが送られてきたり、季節限定のキャラクター衣装が配信されたりする企画も用意されています。コーエーテクモゲームスが運営しているSNSサイト「myGAMECITY」のアカウントを作成し、発行されるQRコードを筐体にかざすことで認証を行うことができます。

DOAXに新たなキャラクター・コスチューム追加

現在も様々なアップデートによって新要素が続々と追加されていますが、2018年2月のアップデートにより、人気コンテンツ「DEAD OR ALIVE Xtreme SENSE」において、新キャラクター「あやね」が追加されています。また、アイテムやコスチュームも追加されており、既存している各キャラクターの水着が一人当たり10着ずつ追加されているなど、これからもさらなる新要素の追加が行われるでしょう。

毎月22日に定期的・継続的アップデートを実施

この「VRセンス」で体験できるVRエンタテインメントコンテンツは定期的にアップグレードされています。毎月22日は「VRセンスの日」として、アップデートを通して様々な機能の改善や、新しい要素の追加などが月単位で行われるため、飽きることなく毎回新しいVR体験をすることができます。

新しいコースやステージ、キャラクターが追加されることによって、同じコンテンツでも違った遊び方や体験をすることが可能になるのも「VRセンス」の大きな特徴の一つです。

まとめ

これまでにない新しい体験をすることができる「VRセンス」は、全国各地で続々とゲームセンターでの導入が増加しています。人間の五感に働きかけることで、従来のVR体験マシンよりも、より臨場感とリアリティのあるVR体験を味わうことができるようになっています。

また、人気ゲームタイトルがそろっているだけでなく、定期的なアップデートによって、新機能などもさらに増えていき、スマートフォンと連携して新しい情報を入手することも可能になりました。従来よりも進化した新しいタイプのVRライドマシンをぜひ体験されてみてください。

投稿者 vradmin