大人気ソーシャルVRアプリ「VRChat」の魅力とやり方をご紹介

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ソーシャルVRアプリ「VRChat(VRチャット)」は2017年末のリリースから人気が急上昇し、ユーザー数は10日で100万人以上も増えるほど圧倒的な注目を集めています。なぜこれほどまでに人気なのでしょうか?

この記事では、VRChatの概要やその魅力、やり方について説明します。

VRChat(VRチャット)とは?

© VRChat Inc.

VRChatはサンフランシスコのVRChat Inc.が開発、運営している、バーチャル空間で他者と交流ができるソーシャルVRアプリです。あくまでコミュニケーションツールであり、VRゲームではありません。

VRであることによって没入感が高く、自分でオブジェクトを空間内に設置することも可能なので、何人かで集まって物を作ったり、イベントを行ったりといった活用方法もあります。現実世界と違い、フレンドとオンラインですぐに集まることができます。姿は現実世界と違っても、皆でワイワイ遊べるところが大きな魅力と言えます。

最新技術を用いた交流は非常に面白く、刺激的で自由度も高いですが、その分環境もしっかり整えておかないとその魅力を存分に引き出すことはできません。本記事ではVRChatの魅力を書いたうえで、他の手軽なSNSに比べて現時点ではまだ少し敷居の高いコンテンツであることもお話しします。

VRChatの6つの魅力

引用:VRChat/Steam

VRChatの魅力はVR空間で自分のアバターを操作して移動し、マイクを使用して他者のアバターと肉声で交流ができる点です。文字や画像、映像だけの既存SNSと比較すると実際に会話をしている感覚が非常に強くなっています。離れた場所にいる人と実際に対面で話をしているように感じられる理由を説明していきます。

(1)オンラインVR空間を利用したSNS

VRChatでは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を利用してVRゲーム同様、高い没入感で他の参加者と会話やVR空間内での作業ができることが一番の魅力になります。

実際に自分の言葉を相手に届けることもできるため、Twitter、Instagramなどの2D のSNSよりも実際の会話に近い感覚を得られます。大勢の参加者と一緒に異世界でオンラインゲームをしているような感覚になれるでしょう。

(2)自分好みのアバターを使うことができる

VRChatには最初から使用できるアバターが用意されており、そのアバターの中から自由に選択し、VR空間内の自分の体として使用することができます。アバターの無断使用は違反行為となりますので、くれぐれもご注意ください。

アバターは自作することも可能です。Unityアセットストアのキャラクターなどを活用して3Dデータを用意し、アバター作成用のプロジェクトを用意したUnityに読み込み、モデルをシーンに配置した後、VRChatのアバターを作るために必要なSDK(ソフトウェア開発キット)を設定し、プロジェクト内でログインしてアップロードすると、そのアバターが使用可能となります。

Unityを使ったVRコンテンツ作成の技術がある方はすぐに自作可能ですが、技術者でない方はガイドなどを見ながら作成していく必要があるでしょう。それが面倒だという方はデフォルトで用意されているアバターを使っておく方が良いでしょう。

【参考記事:VRChatのアバター作成・追加方法と配布リストをご紹介

(3)自分で手を加えられる

VRChat内ではアバターのみならず、VR空間内のオブジェクトや人が集まる場所となるワールドも自分で作ることができます。これがVRChatの大きな魅力でもある自由度の高さです。ただし作成のためにはゲームエンジンであるUnityを使用する必要があるため、最低限の勉強は必要になります。

とはいえ、すでにVRChat内にはたくさんのワールドが用意されており、自作は難しそう、という方でもちゃんと楽しめる環境は用意されています。興味のある方は是非チャレンジしてみてください。

(4)ボディトラッキングやアイトラッキングに対応

アバターの操作を行うときに、トラッキング技術を利用することも可能です。VRChatはHMDとしてHTC Viveを使用している際にVice Trackerを利用したフルボディトラッキングに対応しています。フルボディトラッキングの際にはトラッキング機器を腰と両手の3か所に装着して行います。ただし体全てを反映させるため非常に動きは大きくなりますので、広いスペースは必要になります。

また、アイトラッキングにも対応しているため目線によってアバターの視線を動かすことも可能になっています。これらのトラッキング技術もVRChatの没入感を高めるための大切な要素の一つとなっています。

(5)ユーザーがどんどん増えている

VRChatは2017年2月にアーリーアクセス版がスタートし、その後徐々にユーザー数が増加してきました。そして昨年末ごろからVR技術を利用したバーチャルユーチューバーの動画の影響もあってかユーザー数が急激に増加しています。特に、2017年12月25日~2018年1月15日までの期間では、120万回以上インストールされました。

2018年2月には同時接続が2万ユーザーを達成し、Steam内のゲームでトップ30に入る快挙を達成しました。現在もユーザー数は増え続けており、今後も世界中で参加者が増え続けるだろうと予想されています。

(6)世界中の人とコミュニケーションできる

日本ではバーチャルユーチューバーの影響が大きかったですが、海外でも同じくユーチューバーなどインターネット上の有名人がVRChat内の動画をアップしたりすることで知名度が上がり、多くの人が参加し始めています。

VRChat内はもちろんボーダーレスな空間なのでいろいろな国籍の人たちが混ざり合い、出身国に囚われず多くの人との会話ができるようになっています。

ただし日本語は通じないことも多いですので気を付けてください。外国語に自信のある方は他の国の方にもぜひ話しかけてみてください。

VRChatのやり方・始め方

引用:VRChat/Steam

VRChatに興味を持たれた方は実際にやってみるのが一番早いです。HMDが無くても通常のPCディスプレイでVRChatを利用することは可能です。どこでダウンロードしてどのように使い始めるのか、確認しておきましょう。

Steamまたは公式サイトからPCにダウンロード

VRChatの公式サイトもしくはゲームソフトプラットフォームのSteamからダウンロードが可能です。HMDはHTC Vive、Oculus Riftに対応しており、Windows Mixed RealityのMR用HMDでもSteamVR経由で利用可能です。モバイルVRには対応していませんので必ずデスクトップPCを用意してください。

ログインの際にはSteamのアカウントからでもログイン可能ですが、既存アバターしか使えないなどの制限があるのでしっかりVRChatのアカウントを作成しておいた方が良いでしょう。

VRヘッドセットがなくてもできる

VRChatはHMDがあった方が没入感の高い体験はできますが、デスクトップモードも存在するのでHMDを必ず用意しなければいけないわけではありません。PC用HMDを持っている人はまだ大勢いるわけではないので、実際に多くの参加者はデスクトップモードでログインしているようです。

絶対に必要なものでないとはいえ、HMD無しでのアプリ利用では、以前流行した「Second Life」など他のメタバースと比較したときに大きな違いがなくなってしまいます。少し値段は高いですが、VRChatを積極的に使っていきたいのであればいずれは用意したいものです。

VRChatの注意事項

引用:VRChat/Steam

最先端SNSであるVRChatはとても刺激的なコミュニケーションツールですが、もちろん使用にあたって注意事項もあります。高精度な体験のために費用がかかるだけでなく、黎明期のバーチャルSNS空間のためまだ細かなルールが定まっておらず、ユーザーの振る舞いには他者に最低限配慮したモラルが求められています。円滑なコミュニケーションのためにも注意事項はしっかり押さえておきましょう。

その内部はよくも悪くもカオス状態

日本人の多いワールドももちろん存在しますが、先述の通り、ユーザーは世界中に存在しているため参加者の多くは外国人の方です。言語的な壁だけでなく、会話中の感覚の違いを感じることも多いでしょう。

また、みんな自分の性別や国籍とは無関係なアバターを持っているので、美少女アバターに話しかけると男性の声で返事があることも少なくありません。明らかに人間ではないアバターに話しかけられることもあります。この辺りがVRChatの面白さでもあるのですが、初めての方は少し驚くかもしれません。

そして一番注意しなくてはならないのは参加するときのマナーです。VRChatはできたばかりなので、アプリ内のルールは参加者のマナー意識によるところが非常に大きいです。他の参加者に失礼な言動をしないことは当たり前ですが、アバターの無断使用はしないことなどあらゆる面で最低限のルールを守った振る舞いをしてください。マナーの悪い参加者が増えてしまうと、運営としても規制を厳しくする方針を取らざるを得なくなります。その結果、自由度の高い空間であるはずのVRChatが面白くないものになってしまいかねません。十分気を付けてVRChatを楽しんでください。

比較的高めのPCスペックが必要

VR技術を使うコンテンツですので、当然要求されるPCスペックはそれなりの水準のものになってきます。HTC ViveなどのPC用HMDの推奨スペック程度は欲しいでしょう。

Steamからインストールする方が多いと思いますが、Steam導入後にPCスペックチェックテストが可能ですので、VRゲームへの適正を確認しておきましょう。その際、動作に不安があるのであれば使用するPCの見直しを検討した方が良いでしょう。

なお、SteamVRの推奨スペックは以下の通りです。基本的にはWindowsのみに対応していますが、Macでもブートキャンプなどで環境を整えれば使用可能となります。

  • OS: Windows 7 SP1, Windows 8.1, or Windows 10
  • CPU: IntelR i5-4590 / AMD FX 8350 同等かそれ以上
  • GPU: NVIDIA GeForceR GTX 970 / AMD Radeon R9 290 同等かそれ以上
  • RAM: 4 GB

PSVRは公式には対応していない

ゲーム用HMDとして有名なPSVRですが、VRChatには公式に対応はしていません。一応、TrinusPSVRという有料の非公式ドライバを使用することで対応させることはできるようです。

PSVRでプレイすることができないわけではないのですが、非公式ではあるのでVRChatは基本的にPC用アプリであることを考慮に入れておきましょう。

まとめ

VRChatは参加者が増加傾向にはありますが、現在はまだ少し敷居の高いSNSとなっています。今後環境を整えることが簡単にできるようになるにつれ、新たなコミュニケーション空間としてブームとなっていくでしょう。人が増えるとマナーの悪い人も残念ながら増えてくるものです。ちゃんとルールを守ってVRChatでたくさんの人と楽しい交流をしてみてください。

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