VRで映画を満喫!PSVRや無料スマホアプリで映画館体験

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VRヘッドセットを使用すると、普通の動画でもまるで映画館の特等席で見ているかのような没入感を味わうことができます。大画面でホームシアターを見ているような体験です。

PSVRではVRで映画を楽しめる機能がありますし、スマホアプリや動画配信サービスでも無料でVR映画体験ができます。また、実際の映画館でのVR上映も予定されています。そのようなVRで映画を楽しむ方法について、詳しく説明します。

PSVRでVR映画を見れるシネマティックモード

引用:PlayStation®Blog/©Sony Interactive Entertainment Inc.

Play Station VR(PSVR)はPlayStationのゲーム体験をより魅力的なものにするため360度の3D空間を生み出し、VR体験を可能にするヘッドマウントディスプレイ(HMD)です。

基本的にはPlay StationのVRゲームを楽しむために開発されたPSVRですが、ゲームとは別に、VR空間内でプレイヤーの約2.5メートル先に映画館のようなスクリーンを出現させ、VR内で2Dの映像を視聴できる「シネマティックモード」というモードが存在します。

このモードはその名の通り映画を楽しむために作られたモードで、コンテンツはPS4で再生できるメディア全てです。例えば、DVDやBlu-rayディスクの再生、Netflix・Youtube・DMM.comのような動画配信サービス、PS4のメディアプレイヤーからUSBストレージ機器に保存した映像などです。

画面のサイズを次の大、中、小3段階から選択できるようになっています。

  • 大…226インチ相当、視野角90度、横499cm 縦280cm
  • 中…163インチ相当、視野角71.5度、横360cm 縦202cm
  • 小…117インチ相当、視野角54度、横259cm 縦145cm

引用:PlayStation®Blog/©Sony Interactive Entertainment Inc.

当然ですが、大きい画面サイズの方が映画館のような迫力ある映像を楽しむことができます。ただし、小サイズの画面の場合は頭の動きを画面が追跡して来ますので、どんな体勢で視聴していても映像を見ることができます。中、大サイズの画面を選択した場合は画面の位置が完全に固定されてしまうので姿勢を自由にとることはできません。

自宅に映画館サイズのスクリーンを出現させることのできるPSVRですが、PS4本体と合わせて購入しても約8万円という価格です。映像を大画面で見ようとしたときに大型テレビを購入しようとすると20万円以上、映像出力装置としては比較的安価なプロジェクターも再生機器(PS4)と同時購入すると10万円程度の出費は避けられないでしょう。価格という面においてもPSVRは非常に魅力的な映像出力装置です。

100インチ越えのスクリーンは、通常は自宅に置くことのできるサイズのものではありません。バーチャル空間内に巨大スクリーンを発生させるPSVRのシネマティックモードはこうした物理的障害に関係なく臨場感あふれる映像を自宅で視聴できる最高のデバイスと言えるでしょう。

【参考記事:今さら聞けない!PlayStation VR(PSVR)ってどんなもの?

スマホで手軽にVR映画を楽しむ方法

VRを手軽に楽しむ方法としてはスマホをデバイスとして使用する方法がありますが、コンテンツが映画であったとしてもその気軽さは失われません。動画配信サービスなどとスマホ用VRゴーグルの併用によって、スマホでVR映画を簡単に視聴することができます。具体的な方法を見てみましょう。

VR映画視聴には動画配信サービスやアプリを使う

VR映画を視聴する際はスマホにあらかじめVR映画用の動画配信サービスやアプリをダウンロードしておいてください。アプリを起動し、スマホをセットしたVRゴーグルを装着すれば目の前がVR映画の世界に早変わりします。動画配信サービスには有料のものも無料のものもありますので後ほど詳しく説明させていただきます。

Gear VRとDaydream Viewは専用プラットフォームあり

スマホ用VRゴーグルの代表格ともいえるGear VRとDaydream Viewは他のスマホ用ゴーグルと異なり、それぞれ対応スマホやコンテンツプラットフォームが決まっています。

Gear VRはOculus home、Daydream ViewはDaydream をそれぞれプラットフォームとしています。Netflixなど一部の動画配信サービスではGear VRとDaydream ViewでのみVR映画を視聴することが可能です。

【参考記事:Gear VRとは?Galaxyシリーズのスマホ対応VRゴーグル
【参考記事:Daydream Viewとは?Googleのスマホ用VRゴーグル

スマホでVR映画を楽しめる無料動画配信サービス・アプリ

それでは、実際にVR映画を視聴するための無料動画配信サービスやアプリを紹介していきます。すべてのスマホ、スマホ用ゴーグルに対応しているアプリもあれば、一部のゴーグルのみに対応しているプラットフォームもありますので、それぞれ特徴と合わせて紹介していきます。

VR Cinema

引用:VR Cinema/App Storeプレビュー

VR Cinemaはスマホ端末内に保存されている非360度の2D、3D動画を再生するための無料アプリです。疑似映画館を作り出し、動画をスクリーンに映し出すことで映画風に視聴することのできるアプリです。

より良い映画館の雰囲気を求めたい方は、有料にはなりますが、Cmoar VR Cinema PROというアプリの方がやや高級感があります。動画が明るくなると映画館も明るくなるといったように、動画との関係で雰囲気が変わる面白いアプリです。

360Channel

引用:360Channel/Google Play

360Channelはその名の通り360度の動画を配信しているサイトです。すべてのコンテンツが無料で視聴できます。バラエティやグラビア、音楽などいろいろなジャンルの動画が配信されていますが、その中の「映画」ジャンルでVR screenというチャンネルを選択すると360度が映画館になり、スクリーンで配信されている映画の予告動画や360度動画を視聴することができます。

動画一本当たりの再生時間は短いものが多いですが、映画館にいる感覚を楽しみたい人にとっては非常に手軽な体験方法です。

VR Theater for Cardboard

引用:VR Theater for Cardboard/Google Play

VR Theater for Cardboardはスマホ用簡易ゴーグルにも対応している無料アプリです。先述したVR cinema同様に疑似映画館を出現させ、スクリーンで映像を視聴することができます。

無料アプリは広告表示が鬱陶しく感じるものが多いですがこのアプリは広告表示が一切ありません。広告が気になる方はVR cinemaよりもこちらのアプリを使用した方が良いでしょう。

YouTube

©YouTube, LLC

定番の動画サイトです。YouTubeにはVRで視聴できる動画があり、スマホでVR用動画を再生しながらゴーグルをつけると映画館のようなスクリーンで動画視聴が可能です。YouTubeはもともと動画コンテンツが非常に多いので、コンテンツには事欠きません。映画の予告動画も視聴できますし、360度で映画の中の世界を体験することもできます。もちろんすべて無料で視聴可能です。

スマホ用VRゴーグルを入手したらまずはYouTubeでVR動画を見てみましょう。

【参考記事:YouTubeでのVR動画の見方とおすすめ動画20選

Netflix(有料)

引用:Netflix/Google Play

最後にひとつ、有料サービスをご紹介します。Netflixは日本でもすっかりおなじみとなった有料動画配信サービスです。先に説明したとおり、NetflixではGear VRとDaydream Viewを使用している場合に限り、Netflix VRというアプリで映画視聴が可能です。Gear VRで映画を楽しみたい場合はOculus Storeから、Daydream Viewで楽しむ場合は、Google Playから、アプリをインストールしてください。

起動すると超大型のテレビスクリーンがあるリビングルームが眼前に広がります。そこで大画面による圧倒的な臨場感の中で映像を楽しむことができます。大画面ですが画質は悪くなく、字幕もしっかり確認できるのでNetflixの豊富な映像コンテンツを問題なく楽しむことができます。

アプリ自体は無料ですが、Netflixに会員入会する必要はあります。スタンダートプランであれば画質も良く、月額1000円ですので非常にオススメです。

映画館でのVR映画上映も間近か?

2017年12月にVAIO、東映、クラフターの3社が共同事業としてVR映像を映画館で鑑賞できる「VRCC(VR Cinematic Consortium)」を開始することを発表しました。2018年3月から試験営業を開始する予定です。

引用:プレスリリース/VAIO株式会社

3社は現状のVRが「ユーザー個々の体験に留まり、本格的なVR機器も高価なことから一般への普及が遅れている」と指摘し、「映画館施設を用いた多人数同時鑑賞が可能な本格的VR映画の興行は世界初の試み」と述べています。

VAIOがハードウェア、ソフトウェア、ネットワークを含むシステムを開発し、東映が快適な空間と音響を備えたシネコンにコンテンツを配給、クラフターが3DCGアニメの制作力を生かしてコンテンツ制作にあたります。最初期のコンテンツとしては人気IPアニメや人気アーティスト映像などを想定しているようです。

映画館でVR視聴を可能にする斬新で面白い試みですが、本記事でも紹介した通り、「自宅でも映画館で映画を見ているような体験ができる」という時代になりつつあります。多人数同時鑑賞という点においても、例えば現在ブームになっている、バーチャル空間に複数人のアバターが存在する「VR chat」の空間内で動画を流すことができれば、自宅にいながら複数人による映像の同時鑑賞は可能です。

映画館でのVR映像の視聴がどれだけ快適かつ有意義な体験となるかどうかがポイントになりそうです。

手軽さや利便性が求められる現在のVR事情の中で、わざわざ映画館に足を運ぶ必要がある点を考えると簡単に成功するビジネスではないかもしれません。しかし、誰もが知っている企業が合同でVR関連の事業を開始したということで、VR界全体にとっては良いニュースになったのではないかと思われます。

自宅のVR映画視聴では物足りないという方は、劇場まで足を運び体験してみるのも良いでしょう。

まとめ

映画館の巨大スクリーンが生み出す大迫力の映像を自宅でも体験できるようになりました。本記事で紹介したものの中では、特にPSVRは本物の劇場と比較しても遜色のない体験ができるでしょう。映画館に限らず、今まで物理的なスペースが障害となり、自宅での体験が難しかったものはバーチャル空間では大した問題になりません。今後多くの施設と同じ設備を自宅でも体験できるようになっていくのではないでしょうか。

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