最近何かと目にするようになったこの『メタバース』。インターネット上の仮想空間を指す意味で使われることが多く、その仮想空間でユーザー同士がコミュニケーションを取ることができるのが特徴です。ちなみに、『メタバース』とは造語であり、『メタ=超える』『ユニバース=宇宙』を組み合わせたものだと言われています。
あれもこれもメタバース!
そんな 『メタバース』ですが、実は意外と身近なものもメタバースなんです。例えば、任天堂の「あつまれどうぶつの森」やマイクロソフトの「マインクラフト」といった人気のゲームが挙げられます。30代以上の方々なら「セカンドライフ」をご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか?あれこそメタバースのはしりです。
また「バーチャル渋谷」は、みなさんの記憶にも新しいのではないでしょうか?渋谷区が公認でauと立ち上げたデジタル都市構想のもとでつくられた、デジタル空間上で展開される「もう一つの渋谷」です。同時にログインしている他者とのコミュニケーションが可能で、ゲーム感覚で渋谷近辺を仮想空間で体験できます。メタバースと仮想通貨で楽しめるNFTゲーム「Axie Infinity(アクシー・インフィニティー)」は、初期費用こそかかるものの、ゲーム内で稼げると仮想通貨ニュースでも話題になりましたね。
メタバースが注目された理由とは
メタバースが注目された理由は、世界中が新型コロナによる長期的影響により移動が制限されたり、ビデオ通話・ビデオ会議によるリモートワークやオンラインコミュニケーションが主流になってきたことが挙げられます。その上、メタバースはビデオ通話や音声通話だけでなく、仮想空間の世界をコミュニケーションの場所にすることで、よりリアルに感じることができるようになったからでしょう。
ちょっと先の未来
メタバース上のプラットフォームにおいて、美術展を開き、仮想通貨のビットコインやリップルで暗号資産である絵を購入する。これはすでに行われている現実であり、映画や小説の中の話では無くなりました。ここから先、各企業がメタバース上に次々とプラットフォームを展開し、そこでの決済は各企業が生み出す仮想通貨で行われる世界へ移行していくだろうと、経済誌でも言われています。もしあなたがメタバースに興味があったり、仮想通貨を購入する予定があるなら、メタバース関連の仮想通貨を選ぶ一番のポイントは、自分が利用したいサービスの仮想通貨かどうかです。仮想通貨は、株式に近い性質を持っているので保有する目的での購入や投資も良いですが、実際に仮想通貨を使ってサービスを利用できれば、さらにちょっと先の未来を楽しめますね。
まとめ
ここまで、メタバースと仮想通貨について話してきましたが、国や地域を超えて世界が混ざり合うメタバースのプラットフォームにおいて、流通するのは世界通貨になりうる仮想通貨というのはもはや当たり前なのかもしれません。アプローチはメタバース側であったり、仮想通貨側であったり、それぞれ違うかもしれませんが、いずれそのふたつはひとつの世界でまとまるのではないでしょうか?ちょっと先の未来を想像してみると楽しいものですね。