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言葉に隠された奥深い歴史を知ろう!よく聞くあの日本語の由来を調べてみた

言葉に隠された奥深い歴史を知ろう!よく聞くあの日本語の由来を調べてみた

突然ですが、左様でございますという日本語の語源を知っていますか?実はもともと「左様」ではなく「然様」と表記されていました。

「然」という漢字には、「そのまま」「その通り」という意味があるのです。それが、いつしか当て字として「左」が使われるようになり、今に至るのだといいます。

こんなふうに、意外と日本人でも知らない日本語の由来というのはたくさんあります。今日は、特に気になる日本語の歴史をまとめてみたいと思います!

知ってた?日本語のおもしろ由来!

【有難う】は有ることが難しいから

有難うという言葉は、通常ひらがなで表記することが多いと思います。漢字にすると「有難う」となり、読んで字のごとく「有ることが難しい」という意味になります。つまり、めったいにないこと、珍しいことが起こったときに、「有難う」という言葉を使っていたのですね。

【赤ちゃん】は肌の色が赤いから

赤ちゃんは、生まれたばかりのときには赤い肌をしていることから、そう呼ばれるようになったといいます。

【おやつ】は八つ時に食べるから

八つ時というのは、午後2時から4時くらいまでのことを指していました。江戸時代、まだ人々が1日2食だった頃に、小腹が空く八つ時に間食をしていたことから、今でも3時のおやつ文化が残っているんですね。

【ごまかす】はゴマのお菓子が由来

ごまかすという言葉は、「胡麻胴乱(ごまどうらん)」という焼菓子が由来。胡麻胴乱とは小麦粉にゴマを混ぜて焼いたお菓子で、ふっくらしているのに中には何も入っていないことから、見せかけだけで中身が伴わないという意味で「胡麻菓子=ごまかし」と言われるようになったのだそうです。

【サクラ】は桜の花から

客のふりをして、他の客が商品を買う気になるよう仕向ける役を「サクラ」といいますが、これはあの「桜の花」に由来した呼び方なのだそう。「ただ見るだけ」という共通点から、そう呼ばれるようになりました。

【まずい】は貧しいから

味が悪いという意味で使われる「まずい」という言葉は、「不十分で乏しい」という意味を持つ「貧しい」という日本語が由来になっています。

【好き】は母親が子をかわいがる様子

好きという漢字は、部首とつくりに分けると「女」と「子」になりますね。これは、女(=母親)が子どもを可愛がる様子がイメージされているのだそう!

【サバを読む】は冷蔵庫がなかった時代の実話

年齢などの数字をごまかすという意味で使われる、サバを読むという言葉。冷蔵庫がなかった時代、傷みやすいサバを売るのは一苦労だったそう。早く売ってしまわないと腐ってしまうため、早口で数えられ、実際の数と合わないことも多かったのだとか。それが起源となり、数字をごまかすという意味で使われるようになりました。

【ちやほや】は蝶と花

ちやほやされる、という言葉は、蝶や花やといわれて可愛がられた子どもを表す言葉です。平安時代に、大人が子どもを大切に育てられていたことが由来だそうですよ。

【マジ】は江戸時代の業界用語だった

若者言葉だと思われていた「マジ」という語は、なんと江戸時代から使われていました。「真面目」の略で、主に芸人が業界用語として使っていたのだそうですよ。

【ヤバい】も江戸時代からあった!

江戸時代、射的場が「矢場(やば)」と呼ばれていた頃、そこでは隠れて悪事や売春などが行われていたこともあったそう。そのため下手に矢場に近づくと、犯罪に関与しているのではないかと疑われてしまう危険がありました。そのような場所から「ヤバい」という言葉になったといわれています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?私たちが日常的に使ってきた言葉でも、意外な由来を持ったものがたくさんありましたね。歴史的背景を知ったうえで言葉を使うことは、自然と適切で美しい言葉選びにもつながります。楽しく由来や語源を知りながら、会話を楽しみたいですね。