素晴らしい野球の才能と愛らしいルックス、天から二物を与えられた浅尾拓也さん。リリーバーとしてリーグMVPにも輝いた数少ない選手の一人でもあります。
今回は浅尾拓也さんのプロフィールや経歴について紹介します。
浅尾拓也のプロフィール
- 本名 浅尾拓也(あさおたくや)
- 生年月日 1984年10月22日
- 年齢 39歳(2023年現在)
- 出身地 愛知県知多市
球界屈指のイケメン選手で、ファンからの愛称も「浅尾きゅん」という可愛らしいものでした。既に現役を引退されているものの、今でも「イケメンの野球選手と言えば?」という質問に浅尾拓也さんを思い浮かべる人は多いですよ。ちなみにチームメイトからは「タク」と呼ばれています。大学時代は中部国際空港で清掃のアルバイトをしながら野球に取り組んでいたのだとか。オフには病院や児童養護施設へ慰問を行っていたり、見た目だけでなく内面もイケメンな選手ですよ。ちなみに、2009年に結婚されており、浅尾拓也 嫁は高校時代の同級生、10年愛を貫いてのゴールインでした。
浅尾拓也の経歴
2006年のドラフトでプロ入り
中学時代は捕手として軟式野球部に所属していた浅尾拓也さん。高校2年で投手に転向し、日本福祉大学で活躍、2006年のドラフト時には複数球団から指名を検討される選手になりました。愛知県出身の浅尾拓也さんは「中日以外の球団から指名された場合は入団拒否して社会人野球に進む」と宣言、無事にドラゴンズが3位指名し、日本福祉大学第1号のプロ野球選手となりました。
ルーキーイヤーから一軍で登板
ルーキーイヤーから一軍で19試合に登板、防御率3.53という成績を残した浅尾拓也さん。当時は5試合に先発登板しており、リリーフ一本というわけではなかったのですね。2008年にはリリーフとして44試合に登板、1勝1敗1セーブ12ホールド防御率1.79と活躍し、2009年には67登板で33ホールドを記録しました。実は2009年、開幕投手を務めていた浅尾拓也さん。この試合で勝利投手となり、結果7試合に先発することとなったのですが開幕戦以降は結果が残らずシーズン途中でリリーフに回ることに。その上で67登板しているというのも凄い話です。
2011年、リーグMVPを獲得
2010年は年間通してセットアッパーとして活躍、当時の日本記録を更新する21試合連続ホールドポイントやシーズン59ホールドポイント、47ホールドを記録するなど、球団最多記録の72試合に登板し防御率は1.68という素晴らしい成績でした。同年はリリーフだけで12勝を記録していますよ。2011年もセットアッパーを務め、なんと前年を更新する79試合登板、7勝2敗10セーブ45ホールドで二年連続の最優秀中継ぎのタイトルを獲得しました。防御率は脅威の0.41。87.1イニングを投げて許した点数はたった5点(うち自責点4)だったというのだから恐ろしいですよね。この活躍を持って2011年はMVPとなった浅尾拓也選手。この二年間は球団も優勝を果たしています。
プロ通算200ホールド
リリーフ投手の登板過多の危険性について現在は広く知られていますが、当時はまだ認識が甘かったのか、ポストシーズンを除いても年間67登板、72登板、79登板と三年にわたって投げ続けた浅尾拓也さんは2012年に原因不明のストレートの減速に悩まされることに。2012年から29登板、34登板、22登板、36登板と登板数は全盛期と比べて落ち込むこととなり、2016年以降は一軍戦力として活躍できなくなっていきました。2018年をもって現役を引退、浅尾拓也さんはプロ通算416試合に投げ200ホールドを記録しましたよ。
浅尾拓也 現在は?
引退翌年の2019年からドラゴンズでコーチを務めている浅尾拓也さん。2023年現在もコーチを続けており、今の役職は2軍投手コーチ。今年の秋季キャンプでは投手のケースバントで投手役を務め、現役時代とほとんど変わらない投球フォームを披露しました。現在39歳、老いを全く感じさせない姿にファンからは「年を取らない薬飲んでる?」なんて声も見られましたよ。
「年を取らない薬飲んでる?」奇跡のコーチが“投手復帰” 39歳でも「現役時代のまま」(Full-Count) – Yahoo!ニュース
最後に
今回は浅尾拓也さんのプロフィールや経歴について紹介しました。
ドラゴンズは投手有利の本拠地を持つこともありますが、近年も優秀な投手が多数在籍しています。彼らの活躍も、浅尾拓也さんのコーチングのおかげかもしれませんね。