皆さんは、普段アニメをご覧になりますか?あらゆる年齢層に視聴されているアニメですが、そのジャンルは様々。ギャグに特化したアニメもあれば、感動できるアニメ、様々なジャンルを織り交ぜた作品も存在します。そんな中、最近注目を集めているのが「異世界」を題材にした作品です。「異世界転生」や「異世界転移」などを題材にした、異世界漫画や小説のアニメ化が多くなっています。そこで、今回は筆者がおすすめする夏の最新アニメ『異世界おじさん』について紹介していきます。
異世界おじさんとは
異世界おじさんは、殆どしんでいる先生原作の異世界ファンタジー漫画です。異世界おじさん、略して「いせおじ」は、既刊7巻、累計発行部数は2021年の時点で150万部を突破しています。2018年から連載が開始され、現在は「WebComicアパンダ」にて連載されています。
作品内容
まず初めに「おじさん」と聞いて不思議に思う人も多いと思います。多くの「異世界」をジャンルにした作品では、転生してイケメンになったり、魔物になったりと言うのがテンプレですよね。ですがこの作品は、「おじさん」が主人公なんです。しかも、他の作品と異なる点がもうひとつ、この「おじさん」異世界から帰って来てるんです。
あらすじ
物語は、高丘敬文(たかおかたかふみ)が叔父の見舞いに行くところから始まります。17歳の頃にトラックにはねられ、昏睡状態となってしまった叔父が、目を覚ましたという連絡を受けた敬文。病室に着くや否や「異世界グランバハマルから帰ってきた」という叔父に対して、敬文の第一印象は「頭がおかしい」でした。今後についての話をしようとする敬文に、異世界の魔法を見せる叔父。この能力を使い生計を立てることに決めた敬文は、そこから叔父(おじさん)との変わった生活をスタートさせます。
主要な登場人物
おじさん/CV:子安武人
本作の主人公。容姿は、少し痩せ細った34歳(作品内で35歳になる)の普通の一般人ですが、精霊と会話することができ、それを介して魔法を使うことができます。異世界では常人離れの強さを誇っていたものの、容姿端麗の人が多かった異世界では「オークの亜種」と勘違いされていた。
高丘敬文/CV:福山潤
おじさんの姉の息子。おじさんのYouTuberとしての活動の手伝いなどをしています。おじさんの異世界での生活に興味があり、良く「記憶を映像化する魔法」で見せてもらっています。
藤宮澄夏(ふじみや すみか)/CV:小松未可子
敬文の幼なじみ。現在は大学に通っており、敬文に好意を寄せています。家にずっといるおじさんを「敬文の足枷(あしかせ)」だと思っており、敵視しています。
ツンデレエルフ/CV:戸松遥
異世界でおじさんに好意を寄せていたエルフ。ツンデレのため強い言葉を使って、時には見下した言い方をすることも。しかし、おじさんが困っている時には、いつも駆けつけ助けてあげます。
異世界おじさんの3つの見どころ
ジェネレーションギャップ
まず1つ目が、ジェネレーションギャップです。本作の主人公であるおじさんは、2000年に昏睡状態になり、17年後の2017年に目が覚めました。スマホやWiFiなど、2000年には無かったものに驚くおじさん。電子機器の他にも、17年という長い年月には"概念"にも変化がありました。例えば、「ツンデレ」です。そのため、異世界でおじさんに好意を寄せている「ツンデレエルフ」のことをおじさんは「嫌味を言うストーカー」だと勘違いしています。
ゲーマーネタ
そして2つ目が、ゲーマーネタです。本作の主人公は、幼少期からゲームが大好きなゲーマーでした。なかでも「セガサターン」への愛情は格別です。ですので、本作にはセガサターンや古いゲーム作品のネタも多く登場します。
テンポの良さ
この作品は、ギャグジャンルでもあります。長すぎるも短すぎもしない作品で、テンポも良いためサクッと見れます。少しシリアスかと思いきや、次の描写でギャグになったりと、飽きさせません!
最後に
今回は、最近人気の異世界ジャンル作品『異世界おじさん』を紹介しました。少し前の世代のネタも多いですが、知らなくても全然楽しめます。今後語られるであろう「おじさん」の異世界での数々の冒険や力の謎なんかにも、注目していきましょう。